インプレスグループでIT関連メディア事業を展開する株式会社インプレス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:高橋隆志)は、2025年1月1日付けにて米国Make Community LLC.との間でライセンス契約を締結し、イベント「Maker Faire」を開催する事業を株式会社オライリー・ジャパンから承継しました。2025年以降、東京をはじめとした日本各地で同イベントを展開いたします。
Maker Faire(メイカーフェア)は、誰でも使えるようになった新しいテクノロジー(カードサイズの教育用コンピューター、ロボティクス技術、 3Dプリンター、AIなど)を中心に、さまざまな材料・素材をユニークな発想で使いこなし、皆があっと驚くようなユニークなものや、大量生産では作れない、本当に欲しいものを作り上げる「メイカー(Maker)」の祭典です。2006年に米国サンフランシスコではじまったメイカーたちの祭典 Maker Faire は、規模を世界中に拡大し、ベイエリア(サンフランシスコ)、ローマ、パリ、バルセロナ、台北、深センなどの主要都市を含め、世界200か所で開催されています。
株式会社オライリー・ジャパンは、2024年12月末をもって、Make Community LLCとの ライセンス契約の終了に伴いMakeイベント事業から撤退することになりました。それを受けて今後のイベント事業につきましては、株式会社インプレスが新たにMake Community LLCとのライセンス契約を締結しイベント事業を引き継ぐこととなりました。
Maker Faire Tokyoは「作ることで楽しむ、学ぶ、つながる」をテーマにしたイベントです。子供向けのワークショップや、大人も楽しめるような展示、企業による最新技術の紹介など、様々なコンテンツがあります。ものづくりを通して、子供から大人まで、様々な人が創造性を刺激し合い、学び、交流する場を提供することを目的としたイベントにインプレスの多くの技術系メディアや教育系メディアと融合することで新たなシナジーが生まれることを期待して今回の事業承継を行いました。
日本最大のMaker Faireは、東京ビッグサイトで年に1回開催されている「Maker Faire Tokyo」です。2008年から前身イベントMake: Tokyo Meetingを開催し、2024年で20回目、累計18万人以上が来場。2019年には、関西初のMaker Faireとして「Maker Faire Kyoto」が開催され、200組の出展者、約7,500名の来場者が参加しました。
東京、京都以外にも、地域のパートナーとともに、様々な規模のMaker Faireが日本国内で開催されています。これまでに、「Ogaki Mini Maker Faire(岐阜県大垣市)」、「Yamaguchi Mini Maker Faire(山口県山口市)」、「Sendai Micro Maker Faire(宮城県仙台市)」、「Hamamatsu Micro Maker Faire(静岡県浜松市)」、「Kariya Micro Maker Faire(愛知県刈谷市)」などが開催されました。
Maker Faireのネットワークは、物作りの楽しさを共有するとともに、エンジニア、ホビースト(物作り愛好家)、学生・教育関係者、アーティスト、研究者、そして子どもたちが垣根を超えて交流することで、新しい産業を育むこと、次世代の物作りを担う世代の育成を目的として、日本全国に広がりを見せています。
国内最大規模である「Maker Faire Tokyo」を「Maker Faire Tokyo 2025」として、2025年10月4日(土)、5日(日)に東京ビッグサイトにて開催いたします。出展者、スポンサーの募集開始時期など詳細については、近日中に公式サイト(https://makezine.jp/)、公式X(@make_jp)、Facebook公式ページ(https://www.facebook.com/MakeJapan/)にて発表いたします。
2025年のMaker Faireは、東京の他に中部地方での開催も予定されております。こちらについても決定次第、公式サイト、SNSにて発表いたします。