インプレスグループでIT関連メディア事業を展開する株式会社インプレス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:小川 亨)は、DXの推進にあたり情報サービス企業はユーザー企業から何を求められているのかを可視化し考察する『ユーザー企業との関係性の進化に向けて 情報サービス産業白書2023』を2023年6月30日(金)に発売します。
1986年に刊行が始まった「情報サービス産業白書」は、企業情報システムの開発を請け負う情報サービス企業に、最新のテーマに基づいた提言を行ってきました。その最新版である「情報サービス産業白書 2023」では、ユーザー企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)変革を支援するにあたり、ユーザー企業と情報サービス企業の考え方にはどのようなギャップがあるのかを明らかにし、情報サービス企業はユーザー企業との関係性をどのように進化させていくべきなのか、その方向性を示します。
現在、多くの企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)の名のもと、業務改革に取り組んでいます。現代の業務に欠かせないIT技術を、ITプロフェッショナルとしてユーザー企業に提供してきた情報サービス企業にも、DX推進のパートナーとしての期待が高まっています。一方で、自分たちにユーザー企業が期待するものと、自分たちがユーザー企業に提供できると考えている価値には、何かしらのギャップがあるのではないかと、多くの情報サービス企業が感じているようです。本書では、ユーザー企業と情報サービス企業へのアンケート調査をもとに、そのギャップを可視化し、DXにおいて情報サービス企業はユーザー企業とどのような関係性を築いていくべきかを提示します。
【図表1】情報サービス企業の提案内容に対するユーザー企業の評価と、自社が考える顧客からの評価(出典:ユーザー企業との関係性の進化に向けて 情報サービス産業白書2023)
一方で、情報サービス企業にはユーザー企業のDX推進を支援するために必要なスキルや技術のアップデートが求められています。今後の企業戦略や人材育成の参考になるよう、「データプラットフォーム」「クラウドコンピューティング」「デジタルツイン」「セキュリティ」という4つのトレンドを、情報サービス企業の業界団体である一般社団法人 情報サービス産業協会の会員企業の社員を中心としたメンバーが解説しています。
【図表2】データ提供者とデータ利用者が改善サービスを回すことでデータの利活用を促進する「データ善循環のプロセス」(出典:ユーザー企業との関係性の進化に向けて 情報サービス産業白書2023)
第1部 ユーザー企業との関係性の進化に向けて
第1章 テーマの背景と問題意識
第2章 ユーザー企業の動向と情報サービス企業に対する期待
第3章 ユーザー企業の期待と情報サービス企業の提供価値のギャップ
第4章 ユーザー企業と情報サービス企業の関係性の進化に向けた課題
第2部 情報サービス産業の概況
第1章 JISA委員会レポート等で概観する情報サービス産業のトレンド
第2章 個別技術動向
第3章 統計で見る情報サービス産業
データ編
書名:ユーザー企業との関係性の進化に向けて 情報サービス産業白書2023
著者:一般社団法人 情報サービス産業協会
発売日:2023年6月30日(金)
ページ数:192ページ
サイズ:B5判
定価:3,300円(本体3,000円+税10%)
電子版価格:3,300円(本体3,000円+税10%)※インプレス直販価格
ISBN:978-4-295-016854
◇Amazonの書籍情報ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/4295016853/
◇インプレスの書籍情報ページ:https://book.impress.co.jp/books/1123101019
一般社団法人 情報サービス産業協会(いっぱんしゃだんほうじん・じょうほうさーびすさんぎょうきょうかい)
国内の主要な情報サービス会社で構成されるIT業界団体として、1984年に2つの団体を統合し、経済産業省認可の業界団体として設立された。情報関連技術の開発促進、情報化の基盤整備などを通じ、情報サービス産業の健全な発展と我が国の情報化の促進を目的としている。